さて、皆様は聞いた事が無い金属かもしれません。砲金です。
この金属は真鍮と良く似た外見をした金属で、真鍮が黄銅(おうどう・こうどう)と呼ばれるのに対し、青銅(せいどう)とも呼ばれます。これは、それぞれに出来る錆の色が黄色だったり青色だったりする事から来ていて、表面の色は真鍮が黄金色、砲金がちょっとピンクがかった黄金色となっています。
真鍮が銅と亜鉛の合金、砲金は銅と錫(スズ)の合金です。
色が似たりよったりならば、用途も似たりよったりで、水道の蛇口やバルブハンドルなどに使われていますが、実はとても身近なものに使われているんです。
皆さんが知っている十円玉。正式名称を十円青銅貨と呼びます。そう。青銅。砲金の別名です。
非常に身近ながら知名度は低い縁の下の力持ち。砲金に限らず、金属というのはだいたいリサイクルができる物質です。ゴミとして埋め立てられてしまわないように、適切にリサイクルしましょう。