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金属について~鉄①~

今回は、当社で、主な取り扱い資源である、鉄についてです。
今では人間が使う中で最もポピュラーな金属というイメージのある鉄ですが、鉄が開発された当時は貴重品でした。
中国で鉄が使い始められた頃、すでに青銅が存在していたことと、当時作られていた鉄は、精錬が甘く、銑鉄(せんてつ)という状態で、固いけれども衝撃に弱く、割れやすい特徴を持っていた為、主に鉄斧などの農耕具に使われていたようです。
この銑鉄(せんてつ)、上記の性質を見るとデメリットだらけに見えますが、実は現在でも使われています。
身近なものでは、車のエンジンの素材。急須やフライパンで有名な南部鉄器の素材でもあります。
その銑鉄(せんてつ)から、さらに不純物や炭素を取り除いて作られるのが、皆さんも良く知る鉄……鋼(はがね)です。
銑鉄と鋼の関係は、ガソリンのレギュラーとハイオクの関係に近いですね。
次回の金属の話では、鋼についてお話しようと思います。

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