弊社には、一般のお客様も金属の搬入にお越しになります。
リフォームにともない使わなくなった鉄柵。
大掃除を行い、どこに置いたら良いか分からなくなってしまった、真鍮や銅製の動物の置物。
買い換えた為、処分したくなったステンレス製の物干し竿などなど。
そんな中のステンレス製の製品について、今日はお話します。
ステンレスというのは、鉄と比べて強度が高く、耐熱性に優れ、錆びにくく見た目も綺麗です。金属素材としての価値も鉄よりも高く、同じサイズの鉄製品とステンレス製品では値段が大分変わります。
故に、物干し竿などの大型のステンレス製品は、本体は鉄で作られており、その周りを薄いステンレスで覆った製品があったりします。
物干し竿に限って言えば、外側のみがステンレスの製品は「ステンレス製」、中身も全部
ステンレスの製品は「オールステンレス」と書かれている事が多いようです。
外側のみがステンレスの物干し竿は、使用するぶんには強度面での問題は無いのですが、弊社へ搬入頂く時は、残念ながら鉄製品としての買い取りとなります。
ステンレスと鉄は比重が近く、手に持った感覚で見分けるのは難しいです。
確実に見分けられるのは、やはり磁石。磁石をくっつけると、オールステンレスは磁石に付かず、ステンレス製はくっつきます。
皆さんのご家庭の物干し竿はステンレスでしょうか、それともオールステンレスでしょうか。
外側が綺麗だから大丈夫と安心していると、内側の鉄が錆びて折れてしまう事もあります。一度オールステンレスかどうか確認してみるのも良いかもしれません。